CSR

ダイバーシティの
取り組み

ダイバーシティの推進

経営戦略としてのダイバーシティ

田辺三菱製薬グループでは、ダイバーシティ&インクルージョンの考え方を経営戦略の1つと位置付け、その考え方を、「Diversity Promotion Circle」として整理し、取り組みを進めています。

この「Diversity Promotion Circle」は、多様な人材を活かして成果を最大化することを目的として、会社は「多様な人を活かすための人材育成」を行い、「多様な人が働きやすい」制度や仕組みを整え、「多様な人に機会を提供」する、管理職は、多様なメンバーを活かして成果を最大化するダイバーシティマネジメントを実践し、従業員一人ひとりが「相乗効果を生み出す」ことを表現しています。

多様性については、顕在化した多様性(性別、性自認・性的指向(LGBT※1を含む)、年齢、経歴、国籍、障がいの有無、育児・介護による時間制約など)と潜在している多様性(知識・スキル・経験、価値観・考え方など)の両方について、その違いを楽しみ、違うまま活かしていくことで成果を最大化することをめざしています。

制度面では、懲戒処分対象にハラスメント関連の行為を追加するなど、就業規則の改定を行いました。具体的には、セクハラにはLGBTなどの性的指向、性自認に基づく差別や嫌がらせを含むこと、マタハラ※2・パタハラ※3も懲戒処分対象になることなどを明文化し、コンプライアンスガイドブックやハラスメント防止ガイドブックを通じて周知しています。

当社においてもグループ方針に則り、製造部門に相応しい人事諸施策を検討・実施し、多様性を認め合い、働きやすい職場づくりに向け取り組んでいます。

  1. ※1 LGBTとは、L:レズビアン、G:ゲイ、B:バイセクシュアル、T:トランスジェンダーという4つの言葉の頭文字を取った言葉であり、セクシュアルマイノリティの総称。
  2. ※2 マタニティーハラスメントの略。女性が出産・育児をきっかけに職場で嫌がらせを受けること、不当な扱いを受けること。
  3. ※3 パタニティーハラスメントの略。マタハラに相対する言葉で、育児に積極参加をする男性へのハラスメントのこと。

女性活躍に向けた取り進め

2016年4月に施行された女性活躍推進法に基づき、当社では、2016年4月1日時点職制(課長級以上)に占める女性の割合を4.8%から5年間で2倍の9.6%とする目標を策定し、達成しました(部長職にも2名登用) 。
2023年4月からは、以下のとおり新たな目標を策定し、取り組んでいます。

田辺三菱製薬工場(株)
女性活躍推進に伴う第3次行動計画

  1. 計画期間

    2023年4月1日~2026年3月31日

  2. 目標と取組内容
    1. 目標1
      職制(課長級以上)に占める女性労働者の割合を15%以上とする
      2023年4月~
      各年マネジャーアセスメント合格のための研修を継続する
      目標2
      区分*別所定外労働時間を月平均20時間以内とする
      2021年4月~
      TM(Time Making)運動の目標に、長時間労働を削減する項目を毎年設定し、周知する

    *区分は、管理専門職、裁量労働、時間管理対象とする

女性活躍推進法に基づく、一般事業主行動計画(事業主が従業員の仕事と子育ての両立を図るため、雇用環境の整備などを具体的に定める計画)の策定・届け出をおこなった企業のうち、女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況が優良であるなど、一定の要件を満たした場合に、厚生労働大臣の認定を受けることができるもので、弊社は評価基準をすべて満たした企業として、「えるぼし(3つ星)」を取得しました。

えるぼし(3つ星)